証券会社比較とは
格付けでわかる危ない会社―銀行・証券・保険・建設・不動産・流通・商社
中村 一城 金融問題取材班 あっぷる出版社
管理職が使いこなす経営数字 財務データ45の読み方・活かし方―会社の強さ・弱さを数字でつかむ (実務担当者のための問題解決BOOK)
古典的財務諸表分析の多角的な主要指標が分かり易く説明されております。各指標の適用限界、業種による傾向の違い、同業他社分析の重要性などに随所で触れている点も、適切な分析を行うための有益なアドバイスとなっております。出版時期が会計ビッグバン以前なので、分析対象は専ら上場企業の単体貸借対照表・損益計算書になっておりますが、連単を問わず両財務諸表に関しては、本書の指標を通した分析により、対象企業の財務的なパフォーマンスを大きく巨視的に、しかしながら多角的に把握することができます。
実務においても、本書で学んだ分析ノウハウは、自社並びに親会社を始めとするグループ会社、得意先、仕入先、同業他社など様々な企業の分析にストレートに役立っております。この分析ノウハウにより、始めに対象企業の財務的特長を全体的に捉えておきますと、その後の詳細な分析に際して、無駄な作業が本当に少なくなります。深い追求が必要なところだけを、短時間で要領よく分析できるようになります。
有価証券報告書の見方・読み方―会社情報の宝庫
●とても行き届いているというか網羅性に万全を期した本です。解説もそれに劣らず親切な方だと思います。
●がやはり182ページ第5以降読み進められる読者とそれが適わない読者がはっきり別れると思います。会計知識なしではこれ以上深入りしても時間の無駄です。182ページより前を熟読するだけでも一般常識をはるかに超えるかなりの知識は身に付きます。
●有価証券報告書と同じ構成の編集ですが順番はむしろ崩しても良かったような気がします。例えば関係会社の状況と大株主の状況は両方くっつけて見たほうがグループ全体のイメージは湧きやすいでしょう、が本書の構成によると離れすぎです。設備投資関係とセグメント情報もくっつけた方が読みやすいです。経理の報告は連結と単体それぞれの事項を対照的に見られたら報告書の使い方の勉強になると思います。
●ある節では2社の例を挙げていますがほとんどは一社のみなので出来ればすべて2つ以上の例を提示して欲しいです。報告書の様式は決まっていても会社の採る会計方針の違いによって記述の仕方が異なりますので複数見比べないと知識に漏れが生じます。
●版もかなりの回数改まっていますのでそろそろ索引をつけても良いのではないでしょうか。
●2部Vの経営分析は別の詳しい本に任せたほうが良いのでは、あまり役割を抱え込まない方が本来の解説に傾注できるでしょう。また読者の方も経営分析を知りたい場合この本ではなく別の本を参考にされることを勧めます。そんなに詳しくはありません。
