米下院とは
米下院UFOシンポジウム
1968年に米下院科学および宇宙航行学委員会が主催した、一流の科学者6名を含むUFO問題の公聴会の議事録と、同時代の科学者によるUFO論文を収録した一冊。
当時は、UFOに対して真面目な科学的研究の価値を期待できたUFO黄金時代と云えよう。その時代にあって、当時の有能な科学者によるUFO問題への見解が判るのであるから、まさにUFO史の貴重な資料である。
発表した面子もかなりのものである。
ノースウェスタン大学天文学部主任教授J.アレン・ハイネック
アリゾナ大学大気物理学研究所上級物理学者にして気象学部教授ジェームズ・E.マクドナルド
コーネル大学天文学部カール・セーガン
イリノイ大学社会学部長ロバート・L. ホール
カリフォルニア大学土木工学准教授ジェームズ・A.ハーダー
カリフォルニア大学ロスアンゼルス校工学部ロバート.M.L.ベイカー・Jr
いずれもその道では名を成している科学者達である。この公聴会の議事録もいろいろ面白く、カール・セーガン以外はETHに前向きな関心を抱いているのも興味深い。
続いて収録されている論文は、この公聴会の出席者に配布されたもので、これまた貴重な資料である。どれもこれも一読の価値があるが、とりわけ内容が濃く面白いものを挙げると・・・
ジェームズ・E・マクドナルド博士の『未確認飛行物体に関する公聴会用論文』は、かなり気合の入ったFAQと評価できる。
また、この公聴会関連で唯一のガチ否定論者ドナルド・H.メンゼル博士が提出した『公聴会用論文:UFO−事実か空想か?』は、私個人にとって、ダメな否定論者の筆頭だったメンゼルを、実はそれなりに有能であったと再評価させる決め手となった良質の文献であり、もっと大勢の人に読んでもらいたい一品だ。
「科学者はUFOを真面目に研究してこなかった」などと意味の判らない苦情を吐く連中がいたら、速やかに「これだけ気合入れてましたが何か?」と返事してあげるために使うもよし、純粋に当時のUFO史の貴重な資料として使うも良し、読み物として楽しむも良しで、かなりお得な文献である。
米下院UFOシンポジウム
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