痛車ろーど 2007 [春]
「いたしゃ」と聞いたら普通はイタリアの車こと「イタ車」を連想するものですが、最近密かなブーム(?)なのが「痛々しい車」こと「痛車」です。
痛々しさにもジャンルはありますが、この場合は車体にゲームやアニメキャラのステッカーなどで武装(?)した車の事を指します。
この本を読んでみると、痛車ワールドの奥深さに驚愕すること間違いなし!
ベースとなる車種もセダンやバスなどの四輪車をはじめ、バイクや自転車など二輪車も! さらに装飾の仕方もこれまた多彩です。
見た瞬間にそれと分かるような物から、よく見ないと分からないようなさりげない物まで、実に多彩。
中には凄いセンスと高い技術力を駆使して、もはや「アート」や「職人芸」と呼ばずには居られないようなハイクオリティーなものまであります。
また、「痛さ」と「走り」を同時に追求しているオーナーも居たりして、もはや「軟派」なのか「硬派」なのか、いったいどっちなのかという状態。
個人的にこの本で感心したのが、見出し等の各文面が非常に上手いという事です。
単に文章力があるだけでなく、それぞれの元ネタになっている作品のキーワードやセリフを織り交ぜており、知っていると思わずニヤリとする事請け合い。
例えば「ARIA」ネタの痛車を「水先案内車」と表現してあったり等々。
このように、実に奥深く罪深い(?)痛車ワールドを余すことなく網羅したこの本は大変オススメ。
読めば見聞が広がること間違いなし!