政権とは
政権交代の法則 ――派閥の正体とその変遷 (角川oneテーマ21 C 153) (角川oneテーマ21)
良くも悪くも戦後日本を形作ってきた自民党の歴史をざっと知ると同時に、今後をどの党に託すべきか考えさせられる、なかなかの良著。
自民党を形作る派閥を、構成する政治家達の思想といったものよりも、あくまで政治家個人の人間関係という側面を中心に綺麗にまとめてある。1990年代までの内容に関しては、政治に興味のある人間からすれば、特に目新しさは無い様に感じられるだろう。お陰でつい読み飛ばしてしまいそうにもなる。しかし、読み進めていくうちに、引き込まれていた。
例えば、近年の福田康夫や小沢一郎の理解を得られなかった行動(突然の首相辞任・日銀総裁・大連立構想等々)が、人間関係という側面からみてみると腑に落ちるというくだりは誰しも興味深いのではないだろうかと思う。草野氏が政治家個人の人間関係に着目したことの意味が良くわかる。これだけでも一読の価値はあるのではないだろうか。
また、本書の主題ではないが、報道のあり方や番組検証なども行っている草野氏一流のメディアに着目した分析も興味深い。私自身は民主党も小沢一郎も嫌いだが、自分の主義主張はともかく、戦後ほぼ一貫して自民党が政権与党であり続けている状況の是非について、また来るべき衆院選においてどう投票をするべきなのか、改めて考えさせられた。
ちなみにネットから派閥ごとの所属議員数の変遷や、歴代閣僚の所属派閥等の一覧をダウンロード出来るようになっている。いつだったか忘れたが、小泉政権期の内閣改造後に、悪顔の亀井静香が顔を真っ赤にして小泉を罵っていた姿を克明に覚えているのだが、亀井があれほどまでに怒った理由も、本書と、閣僚一覧を見て理解ができる。もはや過去の人だが今更ながら気の毒になった。
自民党―政権党の38年 (中公文庫)
本書冒頭で著者自身が掲げるように全十巻六千頁の『立憲政友会史』、全七巻三千頁の升味『日本政党史論』に比すれば本格的な自民党史を記述するには最低全十巻一万頁が必要だろう、と言わしめるような、思想的保守派がただただ疎んじてきて跡付けることさえしない戦後史全体を覆う内容を、付録・索引合わせて四百頁程にまとめた本書の密度の濃さは他の生半可な新書や類書には到底及ばないものになっている。
前近代と近代の境に興り戦争によって挫かれた対外関係を含めた政治に本質的なある種のふてぶてしさは、表の平和主義や民主主義に反して自民党という世界政治史の中でも屈指のこの政党の内に温存され渦巻いてきたのであって、ここに自尊や愛国も何某かは強く含まれていたことも間違いないし、政治が政策科学や経済科学のように事実分析の要素を基礎におかねばならないことに気付きそういう変質を迫られながらもなお、選挙や立法や行政の決断を必要とする社会の過程的な側面で雄々しさと言って悪ければそのダイナミズムからドラマティシズムまでへの昇華をこの政党が担ってきたことがわかる。著者は宮沢政権で筆を擱いていて、連立以降の自民党史は日本政治が二大政党制として安定するまでは書けない、とまで最後に断っている。日本政治は戦後の物質的発展を牽引してきたともその落とし子であるとも言えるが、ともすれば安易に見える最近の一から二への動きは、一の中の複雑な歴史を携えた上で二への新しく機能し得る秩序形成への意志から生まれているのだ。代議士に語らせる、語って貰う時代が終わり、民衆の誰もが世界全体を眼前にし眼前にした世界全体の現実の問題を見据える為に自分で政治を語る時代になりつつあるしならねばならない、ということでもあろう。
官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
タイトルが全てを表している。安部政権が“なにをしたか”ということにはまったくといっていい程触れていない。書かれているのは“なぜ駄目だった”のかということばかりだ。
著者はその原因を、所謂「チーム安部」と呼ばれる側近達の無能力や暴走にあるとし、安部氏の総裁としての資質自体についてはあまり言及していない。そればかりか、彼らに足を引っ張られた安部氏に対する同情が感じられるような文章も見受けられた。
こういう内幕ものの真相は結局のところ当事者にしかわからない。だから、著者が書いていることが真実かどうかはわからないので単なる印象になってしまうのだが、わたしはこの本に登場する「チーム安部」を構成するメンバー、例えば塩崎氏・世耕氏などの姿がテレビ画面に映し出されていたときに、彼らの話し方や立居振る舞いから、“ひ弱さ”や“小物感”といった雰囲気を感じ、これが政権中枢にいるべき人物なのだろうかという疑問を持っていたので、著者が書いていることは核心を突いているのではないだろうかと思えた。
ただ、全てが著者のいうとおりだとも思えない。この本でもっともその能力を否定されているのは、秘書官の井上氏なのだが、彼に対する著者の筆致は個人的になにか恨みでもあるのか?と思えるほど感情的で攻撃的だ。
また、著者の職業を考えるともっともな視点だと思えないでもないが、チーム安部が講じたメディア対策への否定の仕方が、メディア(報道する側)からの視点に偏っていて、受け取る側(視聴者、有権者)の視点が殆んど考慮されていないことだ。読んでいて何度も“メディアはそんなに立派で偉いのか?、”“メディアの視点が全て正しいのか?“という思いが何度も頭をよぎった。
興味深い一冊ではあったが疑問符も残る一冊でもあった。
ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリーリーディング
<Disc Number="1"><Track Number="1">ミャンマー軍事政権に抗議するポエトリーリーディング(いとうせいこうfeat.Kan Takagi+DJ BAKU+Dub Master X) DHARMA feat.いとうせいこう Remixed by Kan Takagi (DJ BAKU) DHARMA feat.いとうせいこう Remixed by Kan Takagi(Instrumental) いとうせいこう FEAT.KAN TAKAGI+DJ BAKU+DUB MASTER X POPGROUP Recordings
NHK「その時歴史が動いた」 平清盛 早すぎた革新~平氏政権誕生のとき~ [DVD]
TVドラマ NHKエンタープライズ
デフレ論争のABC
小泉政権の経済政策を考える岩波ブックレット 著者:小此木潔出版社:岩波書店サイズ:全集・双書ページ数:70p発行年月:2003年04月この著者の新着メールを登録するこの商品の関連ジャンルです。 ・本>ビジネス...
台湾事件簿
国民党政権下の弾圧秘史 著者:林樹枝/平岩一雄出版社:社会評論社サイズ:単行本ページ数:271p発行年月:1995年02月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)国民党独裁体制の...
反ブッシュイズム
いかにブッシュ政権は危険か岩波ブックレット 著者:アンドリュー・デウィット/金子勝出版社:岩波書店サイズ:全集・双書ページ数:71p発行年月:2003年01月この著者の新着メールを登録する【目次】(「BOOK」...
【DVD】エル・コロナド 秘境の神殿/クリスティン・ダッティーロ
発売日:2004/10/08行方不明になった婚約者を追って中南米の国“コロナド”にやってきたクレアだったが、そこは軍事独裁政権と反乱軍が闘う動乱の地だった…。「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥ...
木製建築模型1/150大阪城
太閤ゆかりの大阪城を、2,000点以上のパーツで精密に建立!制作参考時間は約80時間!たっぷりとお愉しみいただけます豊臣政権の本城であり、豊臣家滅亡の後は、徳川幕府の西日本支配の拠点となった大阪城。現在の...
【送料無料選択可!】ビルマ、パゴダの影で / 洋画
コチラ↓より、初回盤・特典の詳細、在庫情報・出荷状況をご確認ください。<内容>スイスの観光用PR番組と偽り、激動のビルマに潜入し撮影されたドキュメンタリー。 軍事政権による強制労働、強制移住、拷問や殺...
2008年09月10日発売ラングーンを越えて
夫と息子を強盗に殺されてしまったアメリカ人女性ローラは、その悲しい現実を忘れるためビルマに旅に出る。しかしそこで彼女が目にしたものは、民主化運動とそれを徹底的な暴力で弾圧する軍事政権の姿だった。実...
日本の時代史(8)
京・鎌倉の王権 著者:石上英一出版社:吉川弘文館サイズ:全集・双書ページ数:284,発行年月:2003年01月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)源頼朝によって樹立された...
【XB360】JUST CAUSE〜ビバ・レボリューション〜
※このソフトは18歳未満の方には販売しておりません。 ※ご購入の際には、18歳以上のみ対象商品であることを、十分にご確認の上、 ご購入いただけますようお願い申し上げます。 ※必要に応じて、年齢確認をさせて...
ホロコーストのフランスオンデマンド版
歴史と記憶 著者:渡辺和行(1952ー)出版社:人文書院サイズ:単行本ページ数:282p発行年月:2003年04月オンデマンド版この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)ドイツ軍占領下...
日本の未来を切り開く [その一] [DVD]
早坂真悟 森田実 日本ユナイテッド株式会社
日本史こぼれ話(古代・中世 続々)
著者:笠原一男/児玉幸多出版社:山川出版社(千代田区)サイズ:新書ページ数:195p発行年月:2003年02月この著者の新着メールを登録する【目次】(「BOOK」データベースより)先史の時代/神話と伝承/大和の...
阿比留のブログ
永田町取材日記 著者:阿比留瑠比出版社:産經新聞出版サイズ:単行本ページ数:276p発行年月:2007年02月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)取材のかたわら毎日書き続けた...
日米経済摩擦の構図
著者:佐藤定幸出版社:有斐閣サイズ:単行本ページ数:305p発行年月:1987年12月この著者の新着メールを登録する【目次】(「BOOK」データベースより)はしがき 日米経済摩擦/第1部 日米経済摩擦の背景(日米...
核物質護衛艦隊出撃す 下
空自の情報から、台湾の一部軍人が潜水艦で関与が判明。さらに戦闘機の発進が探知され、F15が迎撃に向かう。一方、陸自奪還部隊のヘリが現場付近に到着。首相官邸では、イスラエル、台湾、そして無気味な沈黙を続...
こちら葛飾区亀有公園前派出所両さんの聖徳太子
満点人物伝 著者:秋本治/佐藤真樹出版社:集英社サイズ:全集・双書ページ数:205p発行年月:2007年06月この著者の新着メールを登録する第1章は、権力闘争うずまく宮廷での少年時代。王位継承をめぐって物部氏...
古墳時代の政治構造
前方後円墳からのアプローチ 著者:広瀬和雄出版社:青木書店サイズ:単行本ページ数:336p発行年月:2004年05月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)約5200基の前方後円(方...
民主党はなぜ、頼りないのか
不毛の二大政党制の根源を探る 著者:田村重信出版社:成甲書房サイズ:単行本ページ数:205p発行年月:2007年04月この著者の新着メールを登録する【目次】(「BOOK」データベースより)国民が知りたい民主党の実...
吾等原爆に降伏せず
著者:川内康範出版社:廣済堂出版サイズ:単行本ページ数:191p発行年月:2007年09月この著者の新着メールを登録する【著者情報】(「BOOK」データベースより)川内康範(カワウチコウハン)大正9年、函館市生ま...
20〜40万円未満プロジェクター延長保証5年(PJ2-5)
「買い物かごに入れる」ボタンを押すことで、延長保証規定に同意いただいたものとみなします。必ず下記「延長保証規定」をお読み頂いた上でご注文下さい。【対象】20〜40万円未満のプロジェクター【保証年数】5年...
タイにおける教育発展
国民統合・文化・教育協力 著者:村田翼夫出版社:東信堂サイズ:単行本ページ数:448p発行年月:2007年09月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)今その目覚ましい改革が注目...
怒る富士(上)新装版
文春文庫 著者:新田次郎出版社:文藝春秋サイズ:文庫ページ数:365p発行年月:2007年09月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)宝永4(1707)年突然大爆発を起こした富士山...
蒼きあまたの狼たちよ
物語・モンゴル帝国史 著者:木村毅出版社:社会評論社サイズ:単行本ページ数:279p発行年月:2005年12月この著者の新着メールを登録する【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 草原の勇者(エスゲイ・バ...
マイク・マンスフィールド(上)
米国の良心を守った政治家の生涯 著者:ドン・オーバードーファー/菱木一美出版社:共同通信社サイズ:単行本ページ数:422p発行年月:2005年12月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベ...
アルク『VOAニュースフラッシュ2008年度版 (アルク)』
OnGen USEN MUSIC SERVERVOAニュースフラッシュ2008年度版 (アルク)ブイオーエーニュースフラッシュニセンハチネンドバンアルク音楽01_米、エネルギー政策でエタノール利用を推進,02_相次ぐ農家の転作で主要作...
パンズ・ラビリンス
出演:イヴァナ・バケロ(Ivana Baquero)/セルジ・ロペス(Sergi Lopez)監督:ギレルモ・デル・トロ(Guillermo del Toro)レーベル:CKエンタテインメント株式会社販売元:アミューズソフト販売(株)発売日:2008年0...
日本の闇権力人脈金脈の構図
黒い相関図付きだいわ文庫 著者:有森隆/グループK出版社:大和書房サイズ:文庫ページ数:272p発行年月:2007年06月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)日本経済の裏側で...
