戦国乙女 千葉紗子とは

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宝塚戦国記 石井 徹也 青弓社
時をかけた少女たち (戦国(室町)編) (講談社漫画文庫) つわものの武将達が天下統一を目指して争っていた戦国時代。そこにはいつでも男達を支えた女達の影がありました。これはそんな彼女達の5つの物語。一話目は、甲斐の虎と恐れられた武田信玄(晴信)と、諏訪頼重の娘・瑠璃姫(仮名)の物語。信玄には三条氏という正室がありましたが、この瑠璃姫は信玄が最も愛した人として語り継がれている、諏訪御前と呼ばれている女性です。彼女が産んだ運命の子勝頼は、後に武田の家督を相続しました。この本には二人の出逢いから始まり、姫君の父・頼重の死を乗り越えて、結婚するまでの波乱万丈なエピソードが綴られています。ちなみに表紙の女性はこの瑠璃姫です。二話目は、明智光秀と妻木熙子の物語。ここでは熙子の妹・かやとの三角関係という形で描かれています。許婚との結婚を控えていた熙子は、高熱から疱瘡という病にかかり、顔にあばたが出来てしまいます。美しい顔と結婚の夢にも破れてしまった熙子ですが、心の美しさと本来の優しさは失われず、最後は晴れて愛する人と婚礼の日を迎えます。三話目は、織田信長と美濃の斎藤道三の娘・濃姫(帰蝶姫)の物語。14歳のときに故郷の美濃から「尾張のうつけ」の許に間者(スパイ)として嫁いできたマムシの娘。この濃姫は、美濃一の美女だったとか。信長に大切に扱われながらも、父親と夫の板挟みに苦しみ、自害も考えますが、信長に助けられます。最後は夫の示談により深い絆で結ばれ、本当の夫婦となることができました。四話目は、豊臣秀吉と北政所ねねの物語。この二人は戦国一の出世夫婦として有名です。秀吉は織田信長の後を継いで天下統一を果たし、ねねもまた持ち前の気性で夫を助け、女ながらに従一位まで登りつめた後の北政所です。これはまだ二人が若いころ、秀吉が木下藤吉郎となのっていたころの出逢いです。秀吉の親友の前田利家も交えて、秀吉の大出世や、ねねとの関わりが明るく爽やかに描かれています。五話目は、織田信長の妹・お市の方と浅井長政の物語。お市は絶世の美女だったそうで、あの豊臣秀吉や柴田勝家からも愛された人です。近江の浅井長政からぜひにと臨まれ、最初の結婚をしました。愛する夫と4人の子供にも恵まれ、お市は幸せな結婚生活を送っていました。しかし幸せは長くは続かず、後に信長との戦が始まり、夫長政は妻子を逃がして戦死、長男も処刑されてしまいました。兄の城に戻るも信長はかの本能寺の変で死に、お市は柴田勝家と再婚しました。後に秀吉の兵に攻められ、今度はもう愛する人に置いて行かれるのは嫌だと、勝家と共に崩れ落ちる城の中で自刃。戦国と言う時代に生まれ、運命に翻弄された悲劇の人。しかし生涯二度に渡って幸せな結婚を叶えたお市は、実は幸せな女性だったのかもしれません。
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