太平洋戦争の年表とは
総年表 ある無能兵士の軌跡 (ある無能兵士の軌跡)
彦坂 諦 柘植書房
年表 太平洋戦争全史
太平洋戦争を回顧する書籍は数多く購入したが、中でも最大の収穫は本書だといっても過言ではないと思う。戦争の全期間を通じた極めて詳細な年表と併せて、前線から銃後にいたるさまざまな出来事をほぼ完全に網羅している。
昭和12年から昭和29年の年表を上段が年表末文、下段が対応する補助資料という読みやすいレイアウトで、年表には個々の作戦の帰趨から戦死者の指揮官名や人数、下段の史料では各種の戦史や将兵の日記の引用、戦災にかかわる市民の記録まで、膨大かつ精緻なデータが収められている。
索引も充実していてアッツ島全滅、インパール作戦、沖縄ひめゆりの塔、東京大空襲などといった千数百に及ぶ重要事項もすべて50音で索引できるほか、年表に出てくる学徒兵や下士官まで含めた8000を超える人名、あるいは艦艇などにも索引が付されていて、編著者の労苦には誠に頭が下がる思いです。
生と死・いのちの証言 沖縄戦
行田 稔彦 新日本出版社
