会田誠 絵とは

ミュータント花子 エロティックでグロテスクな絵画で知られる、現代美術家・会田誠による太平洋戦争をテーマにした戦争マンガ。と、いうより軍国主義(?)のエロマンガ。笑うに笑えないユーモアの連続ですが、それは会田氏の現代美術家としてのニヒルな視点に裏付けられています。以前からエロマンガを描きたいと思ってた彼は次のように語ってます。「太平洋戦争というネタ、(エロ)マンガというウツワ、この二つのまるで次元が異なる動機が交わったところに『ミュータント花子』というイビツな奇形種はうまれたわけです」そして彼は「そこには〈戦争にすっかりリアリティーを失っている〉という世代的なリアリティーが、捩れた形で深く刻印され」ることを意図しているのです。私達が「戦争」をどう捕らえるか。それを鋭く指摘してくれます。
MONUMENT FOR NOTHING  無駄遣いできるお金がある人は買ったらいいと思う。きれいな本だから本棚の飾りになるし、ちょっと素朴な友人が家に遊びに来たとき見せたりして、反応を楽しむこともできる(ただし子供には見せたくない)。  1989年、大学院に進んだ23歳の時に完成した「犬」について、作者は「大きなターニングポイントになった作品」と回顧し、完成直後に宮崎事件が起こったことを以って「素直にものを作っていれば、時代とのシンクロが起こることもあると悟った」(p206)と書いているが、そうだろうか?  1989年はいろんな意味で意味深い年だとは思うが、しかし「犬」と宮崎勤との感性的シンクロを、私は感じられない。作者自身、「ダイレクトなショック効果」を狙ったと述べているが、「犬」つながりで言えばブニュエルの監督デビュー作「アンダルシアの犬 [DVD]」(1928)における眼球を想起するし、女子高生的イメージから連想を広げれば後のタランティーノ『キル・ビル Vol.1[DVD]』(2003)と地続きの印象もある。四肢切断に拘れば江戸川乱歩の「芋虫」(1929)とか、村上龍『イビサ』(1992)とか、私の貧弱な教養ではあんまり華麗にパラディグマティックな展開はできないが、他にもいろいろあるに違いない。  身体毀損的なイメージの頻出は、もしかしてゲージツの自傷行為を表象してるのかも知れないけど、ナンセンスと変態性を強調しすぎている点も含めて、基本的にバブリーな時代に自己形成した人の刻印のような気がする。  以上、素朴な感想でした。 追記:そういえば、永井豪『バイオレンスジャック』にも四肢切断された女性が登場した記憶がある。
アートの仕事 太陽レクチャー・ブック 著者:会田誠出版社:平凡社サイズ:単行本ページ数:227p発行年月:2005年11月この著者の新着メールを登録する2006年1月号掲載「講座太陽 アートの仕事」において、写真家、デザイナー...
会田誠 切腹女子高校生 プリント(現代美術) 40号大  作家名 会田誠(現代美術) 題名 切腹女子高校生 制作年 1999年制作 技法 版画(プリント) 画寸(絵のサイズ) 99.0×69.0(40号大) 絵の状態 普通 額サイズ 107.0×77.0cm 額の仕様・状態 ...
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