なんぱ船とは

R.コルサコフ:シェエラザード <Disc Number="1"><Track Number="1">交響組曲《シェエラザード》作品35 第1楽章 海とシンドバッドの船 交響組曲《シェエラザード》作品35 第2楽章 カレンダー王子の物語 交響組曲《シェエラザード》作品35 第3楽章 若い王子と王女 交響組曲《シェエラザード》作品35 第4楽章 バグダッドの祭り、海、船は青銅の騎士のある岩で難破、終曲 歌劇《イーゴル公》から ダッタン人の娘たちの踊り 歌劇《イーゴル公》から ダッタン人の踊り カラヤン(ヘルベルト・フォン) ボロディン リムスキー=コルサコフ グラズノフ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 シュヴァルベ(ミシェル) ユニバーサル ミュージック クラシック
洞爺丸はなぜ沈んだか (文春文庫 (248‐4))  昭和29年の事件だ。青函連絡船だった洞爺丸は台風の為 函館港の中で沈没した。 1155名もの犠牲者の数はタイタニックの1500名に匹敵する。  この本は 沈没した日を時系列にじっくり追って書かれている。読んでいて その臨場感に圧倒される。  結局自然を読み違えた人間の話だ。同じ瞬間に青森港で出港しようか迷っていた羊蹄丸は出港を中止し 難を逃れる。台風を読み違えた洞爺丸は 出港し 沈没する。著者は この2隻の判断の違いをくっきりと描き出している。  著者は羊蹄丸の船長に「所詮 人間は神ではない」と言わせている。台風は 荒々しい神であった。それに人間の才覚なんぞで立ち向かうことは そもそもおこがましかったということだ。  現代は 気象情報は 昭和29年とは比較にならない。台風を読み違えて客船が転覆するなどという惨事も起こらないと思う。  しかし 人間が神ではないという点では 昭和29年も今も同じだ。形を変えた「台風」は今でも僕らに襲い掛かってくる。そうして 僕らはやはり 無力なのだ。
R.コルサコフ:シェエラザード とにかく、始まってすぐのヴァイオリン・ソロを聴いてほしい。これほど甘美な、夢見心地にさせられる演奏はめったにない。管弦楽法の大家として知られるリムスキー=コルサコフの最高傑作とも言うべき『シェエラザード』(もしくは『シェへラザード』)は、やたらと豪快で濃厚な演奏が多いが、この曲は『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』を題材にした作品で、絢爛豪華な物語絵巻であると同時に、美しさや色気といったものが感じられないとお話にならない。シェエラザードは、単なるケバい女ではなく、才気煥発で心優しい美女なのだ。その意味で、ひたすらオーケストラを鳴らしまくったような、豪快だが単調な、濃厚過ぎて繊細さのかけらもない演奏よりも、豪快なところは豪快に演奏しつつも、繊細さや儚さや色気のようなものを感じ、美しさに酔える演奏の方がこの曲にはよいと思う。その意味で、当代きってのロシア系カリスマ指揮者ゲルギエフの盤はがっかりだった。シェエラザードは、その話の魅力で暴君にその先を聞きたいと思わせて命永らえると同時にその暴君を改心させるのだが、コンドラシン盤は、まさに聴き出した途端その魅力の虜となりその世界に引き込まれて一気に最後まで聴いてしまう、しかも何度聴いても飽きない、豪快さと美しさを兼ね備えた稀有の名演だ。なお、今回のCD化では、これも名演と評判のボロディンの交響曲第2番も加えられている。従来は『シェエラザード』だけで1枚だったことを考えれば、お買い得だ。
R.コルサコフ:シェエラザード 当代きってのロシア系カリスマ指揮者ゲルギエフがロシアのオケを振って、ロシア国民学派の大物リムスキー=コルサコフの代表作を録音したということで、大いに期待したCD。だが、正直言ってがっかりした。「その濃厚な表現は不気味なほど」などという宇野功芳氏のコメントを引用したキャッチ・コピーも、宇野氏独特の独断と偏見に満ちた大げさな表現とレコード会社の売らんかなの商売っ気しか感じない。管弦楽法の大家として知られるリムスキー=コルサコフの最高傑作とも言うべき『シェエラザード』(もしくは『シェヘラザード』)は、やたらと豪快で濃厚な演奏が多いが、この曲は『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』を題材にした作品で、絢爛豪華な物語であると同時に美しさや色気といったものが感じられないとお話にならない。シェエラザードは、単なるケバい女ではなく、才気煥発で心優しい美女なのだ。その意味で、ひたすらオーケストラを鳴らしまくったような、豪快だが単調な、濃厚過ぎて繊細さのかけらもない演奏よりも、豪快なところは豪快に演奏しつつも、ヴァイオリン・ソロなどの部分で繊細さや色気のようなものを感じ、美しさに酔える演奏の方がこの曲にはよいと思う。その意味で、これまでに聴いた中で最もよいと思うのは、豪快さと美しさを兼ね備えたコンドラシン/RCO盤だ。シェエラザードは、その話の魅力で暴君にその先を聞きたいと思わせて命永らえると同時にその暴君を改心させるのだが、コンドラシン盤は、まさに聴き出した途端その魅力の虜となりその世界に引き込まれて一気に最後まで聴いてしまう、何度聴いても飽きない名演である。始まってすぐのクレヴァースによるヴァイオリン・ソロも、繊細で甘美で、聴く者を夢見心地に誘う。それにひきかえ、このゲルギエフ盤は、たしかに豪快で濃厚かもしれないが、美しさはあまり感じない。見るものを夢見心地にするこの世のものと思えぬ絶世の美女というよりも、厚化粧で肉感的だが美女とは言いがたい、アメリカの低俗雑誌やB級映画に出てくるありがちなセクシー女優の写真を見ている感じと言ったらいいだろうか。なお、コンドラシン盤以外では、作曲された当時の楽器で当時のようなノン・ヴィブラート奏法で演奏したインマゼール/アニマ・エテルナ盤も、しばしば厚化粧で塗り込められてしまうこの曲の本来持っている繊細な美しさを引き出していてすばらしい。楽器や奏法や編成の違いを超えて、コンドラシン盤に近い魅力のある演奏だ。まだこの曲を聴いたことのない人にはファースト・チョイスとしてコンドラシン盤を、このゲルギエフ盤で初めてこの曲を聴いたという人には、ぜひコンドラシンとインマゼールの演奏のどちらか、もしくは両方を、聴いてみてもらいたい。
救出―日本・トルコ友情のドラマ (人と“こころ”のシリーズ) 小学校高学年以上なら興味深く読めるであろう一冊です。1890年紀伊半島沖で遭難したトルコの使節船乗船者の日本人による救出と1985年イラン上空の戦争空域化直前のイラン在住日本人のトルコ航空機による救出という二つの救出について書かれています。後に遺族への義捐金を集めてトルコへ渡った山田寅次郎が請われて長期滞在し日本について教えた相手の中には後のケマル・アタチュルクトルコ共和国初代大統領がいて、後年大統領からの委託で墓地改修があったことも年表に載っています。海難事故発生後の地元の関係者の対応ぶり、3ヶ月以上遺体収容に努め現在も墓地の手入れと慰霊を続ける地元の人々の活動、トルコでのその後の動き、イ・イ戦争時諸外国から不思議に思われた日本政府の在外邦人救出への対応、現地駐在大使の尽力など、知っておいて欲しい事実を読みやすく記した良い児童書だと思います。
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