おかばやしのぶやすとは

岡林信康の村日記 いまや「エンヤトット」「御歌囃子」の伝道師として活躍する岡林だが、その根本自体は相当以前から垣間見える。 これは表舞台を避け、田舎に引っ込んでいた頃のエピソードなどを含めたエッセイと言えるだろうが、後年に続く彼、岡林が目指すライフスタイルのきっかけと考え方を表したものである。 もし岡林のファンであればこれは必須アイテムだ。年表は重要な資料にもなり得るだろう。 ある意味岡林が長年歌にして訴えていた考えの原点がここにあるのが解るはず。
日本の悪霊 原作とはだいぶ内容が異なりやくざ映画になってしまいました。オープニングの渋川の町並みに流れる岡林のラブジェネレーションが最高でした。30年前劇場で見たはずなのに覚えていたシーンは岡林がリヤカーを引いてガイコツノ歌を歌うシーンだけ。監督はあえて白黒映画で閉塞された時代感とリアル感をだしている。佐藤慶が二役だったとは・・・ラストで村瀬は死ぬのか? やくざと学生運動がどうリンクするのか?答えは自分の中にある。高橋和巳ファンは小説とイメージが違うので見ないほううがいい。岡林信康ファンあるいは70年代の日本に郷愁を抱いている向きにはお薦めのDVDです。
伝説 信康 デビューしてフォークの神様と言われ、そのレッテルには随分苦しんだのだろうと思います。 周囲がそういう需要を求めると、それに見合う供給をしなけりゃならなくなってしまう。それはビジネスとして割り切れるものではなかっただろうと思うのです。 岡林氏はずっとずっと自分と正面から向き合って、人間ってなんだということを問い続けているように感じられてなりません。 とても意味のある生き方をされているように思えるのです。 日本独自のロックを確立させるために、長い時間をかけて模索を続けて、えんやとっとに至ったということは、なんだかとても素敵です。 トップ・アーティストだなと思える一人です。 写真も、その当時の岡林氏や周囲の人たちを写し出してくれていて楽しめるものです。
バンザイなこっちゃ! 岡林信康氏の生い立ちから、歌手になり、エンヤトットミュージックに辿り着くまでの紆余曲折を含めた、その背景が書かれてあります。 元々牧師の子どもであり、大学が神学科でもあったが中退。ボクシングをやり始めたことや、高石友也の音楽との出会いで歌手になろうと決意したこと、フォーク、ロック、演歌と流れ、日本のロックとは何かについての模索。音楽から遠ざかって、田舎での生活と人々とのふれあい。 「人間が生きる」って、こういうことをいうのだ。おかしな言い方かもしれませんが、生きることの模範型が浮かんでくるのです。 「素敵な人生」というものを自分でも模索したいものです。
大いなる遺産 <Disc Number="1"><Track Number="1">白い傘 生き残り 流れ者 がいこつの唄 くそくらえ節 チューリップのアップリケ 君を待っている 家は出たけれど だからここに来た コペルニクス的転回のすすめ アイ・シャル・ビー・リリースト 岡林信康 (株)ディスクユニオン
わたしを断罪せよ 勝手にプロレタ‥と言ってしまったが岡林ほど身を挺して労働歌を作ったフォーク歌手はいない。真さに突き詰めれば尾崎豊みたいに「自殺」しなければならなかったろう。牧師の家に生まれ同志社神学科に進めどもイエスがなんだか訳が判らなくなって山谷へ入った。そこで戦後日本経済のニ重構造が生んだ低賃金労働者の苦しみ、日本古来より凝り固まった部落差別問題を知る事に成る。岡林はキリストに似ていると言われると「イエース」と答え笑いを誘うが、歌は決して笑って聴ける物はない。辛辣ではあるがヒューマニティに溢れ聴く者の心を揺さぶる風刺そのものである。レコード発売時には多くの部分が削除されたし中止にもなった。それ程直裁的に表現したものは他になかった、所謂「日本のタブー」だったという証である。「手紙、チューリップ、くそ食らえ、がい骨」の四大名作。岡林のが最高の「カムトゥマイベッド」と関西フォーク不滅の金字塔と言える。
岡林信康 ライブ中津川フォーク・ジャンボリー オリジナルは1979年にSMSからリリースされた70年と71年の中津川フォークジャンボリーから岡林音源を1枚にしたレコードで、2年分がいっきに聴けるかというとさにあらず。ビクターから出ていた「オールジャパンフォークジャンボリー(70年)」に収録されていた「絶望的前衛」「おまわりさんに捧げる唄」「コペルニクス的転回のすすめ」がカットされているのだ。今回の「奇跡の復刻」で一番期待していたのが、70年フォークジャンボリー音源だったので正直期待はずれだった。とはいえ、2度と出ないと思っていた70年代の岡林音源なので「何曲でも、聴けるだけでもありがたい」のが本音だ。2009年3月に出る「岡林信康ライブ・レアトラックス」に収録されることを切に願う。風刺や皮肉たっぷりの歌詞をロックのメロディに乗せて歌う歌は今の時代にもはまってると感じるのは年齢のせいか。ストレートなロックは今も全く色あせていない。
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