(クラウゼヴィッツ)とは

戦争論〈上〉 (中公文庫BIBLIO S) 「戦争全体は人間の弱点を前提とし、この弱点に目をつける」。「正しい方針を立てる人のみが奇襲できる」。まるでグリン・スパン元FRB議長の演説のように難解で含蓄のある表現が多いのは事実。誰でも読み進められるような本ではない。ただし、説明は冷徹なくらい論理的で、それゆえ回りくどく長くなっているだけである。よって、その点に慣れてばくれば、むしろわかりやすくさえ感じる。 ただ、古くから世界の軍関係者に愛読されてきた名著であるものの、大量破壊兵器やハイテク兵器が幅を利かせる時代の常識からすると、率直に述べて、もう古い。 一方、「合理的目的が附加されれば大胆さは容易に発揮される」というような指摘は戦争だけに限ったものではなく、むしろビジネスマンにとって参考になる部分が多いかもしれない。実際、「上級軍人に必要な知識は、特殊な才能による考察、つまり研究と熟慮によってのみ獲得することができる」「批判とは理論的真理を実際の事件に応用すること」というような点や、あるいは、戦略と戦術の定義と位置づけと意義などは、けして軍事に限ったことではない。 簡単な本ではないが、読み解きながら時々姿勢を正したくなるような著作である。
孫子・戦略・クラウゼヴィッツ―その活用の方程式 孫子、クラウゼヴィッツの教えの特徴を分かりやすく説明しています。 原文とその解説を挙げた上で、その教えに当てはまる、近現代の戦略家たち(棋士、レーサー、野球監督なども含めて)の「声」を紹介しています。 この構成がリアル感を出し、「なるほど」と思わせる分かりやすさのポイントになっています。 ボリュームからして、1日で読めます。 ただ、何度も繰り返し読む本でも無いかな、と思いました。
図解 クラウゼヴィッツ「戦争論」入門 (中経の文庫) 戦争論に関する本はこれが初めて読んだ本だったんですが、 「入門」というだけあって初心者にも分かりやすい構成になっています。 まずは戦争論の成り立ちから書かれているので、 ヨーロッパ史に疎くてもスムーズに読んでいくことができます。 カタカナばかりでとっつきにくいということはありません。 中身の部分は冒頭に戦争論の文章を引用しそれの説明と事例の流れになっています。 冒頭の文章はやや難解な部分もありますが、 自分なりに理解してみてから説明と照らし合わせてみると、 そのまま説明を読むよりも理解しやすいと思います。 説明を読んだあとは日本やヨーロッパの事例で理解を深め、 最後にフローチャートで復習すれば頭の中にスッキリ入ります。 次は戦争論自体にチャレンジしたくなる良書です。
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